イタリア Bottero社

合わせガラス切断機

ボッテロ社はガラス業界のなかで、最も早く合わせガラス切断機の開発を始めた企業の一つです。

合わせガラスの可能性を信じ、70年代には早くも自動切断機を開発しています。

25年以上に渡って、ボッテロ社は合わせガラス切断と設備を製造するためのノウハウを蓄積し、今日もトップランナーであり続けています。
この経験から、優れた加工処理と信頼性の高いソリューションをお客様に提供することをお約束します。

LAMシリーズ
511 LAM-S,515LAMe,520 LAM,548LAMを取り扱っています。

     
     


ボッテロ社の合わせガラス切断設備はモジュール構成や対応厚など、あらゆる生産ニーズにお応えできます。これにより12+12mmの合わせガラスであっても
素晴らしい加工品質を実現しています。

511 LAM-S は最もベーシックな合わせガラス切断機です。
特製のフレームによって、本設備は素晴らしい長期性能と信頼性をご提供できます。

515 LAMe は使いやすい操作方法と高い拡張性を持つ設備で、様々な規模の生産ニーズにお応えします。
全てのパラメーターを自動でコントロールすることができ、最高の生産性を実現します。

520 LAMe は合わせガラス切断のあらゆるニーズを満たす、ベストセラーモデルです。
ガラス切断加工および位置合わせに関係するすべてのパラメーターを自動コントロールし、20mmのトリミング機能も備えています。
さらにLow-E膜除去機能も備えており、ボッテロ社でも高性能モデルに位置付けられます。

548 LAMは合わせガラス切断分野での長い経験とノウハウ、技術改良によって生まれた新モデルです。
本設備はボッテロ社の研究開発部門による絶え間ない研究の成果であり、ボッテロ社合わせ切断機の最高位モデルです。完全自動化による類まれな生産性能をご提供します。


全自動合わせ切断機 548 LAM

【切断システム】

548 LAM では切断加工は2つの独立したヘッドがHSS鋼の切断ホイールを使用して、ガラスの両面から切断を行います。本設備の最大切断加工速度は140m/分です。

【自動ガラス回転システム】

ガラス板の回転システムは、全自動で回転および位置合わせを行う特許技術の装置を使用しています。
ソフトウェア制御の2つの装置によって回転は実行され、
切断加工に必要な場所に位置合わせします。

【板折り機能】

ガラス裏側の板折りは表側のブリッジにあるホイールによって行われます。150mm以上のガラス表側の板折りはバーによって行います。
トリミングのための20mm~150mmガラスの板折りは、キャリッジにマウントされているダブルホイール装置によって行われます。 ボッテロ社独自のラバークランプ装置により、ガラス表面に均一かつソフトな圧力を付与し、最高の板折り品質を実現します。

【TTS® サイクル】

他に類を見ないレベルの切断加工品質を実現します。 TTSサイクルはNC制御での切断、板折り、板離しのサイクルです。 8つのNC軸ですべての機能を完全に制御します。コンベアの逆方向作動、1枚のみの加工サイクルにも対応します。

【切断キャリッジ】

最大限の切断加工精度を得るために、切断キャリッジは高精度ガイドレールの上を駆動します。
キャリッジはアルミニウムダイキャスト製で、次の部品から構成されています:
 •Low-E膜除去ホイール
 •加工済みプレート回転用の固定クランプ
 •板折りホイール
 •加熱システム

【ランプ加熱システム】

PVB中間膜の加熱は特許技術のIRランプによって行われます。ランプは300mm長と最小化を実現しました。 小型化されたサイズにも関わらず、加熱サイクルは非常に高速かつ安定しており、保守作業およびスペアパーツのコストを削減するメリットがあります。

【革新的加熱システム】

特許技術の革新的加熱システムは、PVB中間膜のみに赤外線を集中させることができます。 2014年からボッテロ社LAM SHAPE機能で証明されてきた技術です。加工時に必要な電力は36%削減されています。(**) また、加熱サイクルは30%速くなっています。(**)
操作員によって容易に交換が行えるイージープラグイン方式であり、また輸送も容易に行えます。"コンセントレーター"装置を使用することで、 効率的にPVBとガラスを加熱することができます。そのため、中間膜の切断が終われば、板ガラスはすぐに"冷たい"状態になります。

(**): L=1000mmの3+1+3mmのガラスを545/546LAMで切断した場合の数値です。

【クランプシステム】

特許技術のエアクランプシステムです(AD.CD®)。調整可能で、均一かつ滑らかな圧力をサイクル中にガラス板に与えます。 最高の切断加工品質を得るため、ガラスの表面には余計な圧力を付与しません。簡単かつ保守作業を最小限にしたクランプシステムです。

【ガラス板移動および位置合わせ】

6000mmまでのガラスに対応する自動位置合わせ機能です。移動が可能な最小ピースは300X300です。 特許技術の直角出し装置は、両方の切断ブリッジに搭載されており、長細いガラスの切断加工を行う際に素晴らしい精度で直角出しの位置決めをすることができます。

【板下ろしアーム】

ガラスの板下ろしは「自動板下ろしアーム」によって、全自動で行われます。 1070mmx1000mmまでの寸法で6+6mm厚までのガラスを板下ろしする際には、中間位置についているラグを使用します。1070mmx1000mmよりも大きいガラスを板下ろしする際には、下端部の通常のラグを使用します。
安全レーダーはガラス取扱いエリアに人の立ち入りがあった場合に作動し、操作員を保護します。

【極厚板ガラスの板折り】

10+10mmおよび12+12mm厚でPVB中間膜が0.76mm~2.28mmなど重量の大きいガラスを板折りする際の構成もご用意しています。

【Opti ソフトウェア】

加工中のガラスの生産性を最大限に高めるために、ボッテロ社のRE-OPTIソフトウェアが内蔵されています。 ジャンボサイズの板ガラスを採り合わせすることもできます。(/61モデル用)