アメリカ LiteSentry社

強化ガラス歪みおよび応力バランス測定装置

強化ガラスの製造工程で発生する表面歪みをリアルタイムに測定することが可能な装置です。
また、上位機種のOsprey Completeは強化工程における温度むらによって生じる歪み(アニストロフィー=強化ガラスの表面が虹色に見える状態)を数値化いたします。

アニストロフィーは、製造時には目立たない状態であっても、施工後に太陽光などの反射で虹色に見えてしまい、ガラス交換となる場合があります。
このアニストロフィーは、ガラスの応力バランスの悪さを示しているといわれています。
Osprey Completeは、ガラス表面の物理的な歪み、目に見えない応力バランスの確認が可能となり、測定結果の数値を確保することも可能です。

LiteSentryのOspreyは、世界にすでに280台以上の販売実績があり、米国では大手ガラスメーカーの推奨設備として広く強化加工の現場でご採用いただいております。

Distortion(歪み)、Anisotropy(異方性反射)、Iridescence(虹色反射)の検査システム


Distortion(歪み例)

Osprey™ 9 Distortion


LiteSentry Osprey™ 9は、ロールウェーブ歪み、エッジキンク歪み、額縁歪み、コーナーリフト歪み、ベリーバンディング歪み、垂直キンク歪み、双方向の歪み、サドルボウ歪み、バーズアイ歪みなど、あらゆるタイプの光学歪みを測定する高度なオンラインビジュアル検査システムです。

ゆがみ検出は、業界のすべての要件を満たし、最適なプロセス制御を提供します。

Glass Inspector OPTは切断テーブルの前に設置して、素板の欠点マークを判定し、その位置を最適化ソフトウェアに送信して切断再最適化することができるシステムです (切断プログラムからごく小さな面積を除いたプロセス全体を最適化するということです)。

<検出項目>

  • 歪み
  • 平坦性
  • 寸法
  • 厚み
  • コーティング

  • 高精度の光学測定で正確なミリジオプタ― (mD)を検出します 。
  • 強化直後の歪みと平坦度に関するリアルタイムデータをオペレータに提供することで加工工程の制御が向上いたします。
  • 工場の過酷な条件に合わせて設計された光学システムは、ほとんどメンテナンスを必要としません。
  • 各メーカーの強化炉に対応いたします。
  • さまざまな形式のデータ出力が可能です。
  • 品質データベース内の各強化ガラスを追跡するためのバーコードスキャナを内蔵しています。
  • Vitro CF、Guardian SF、米国政府、および最先端の建築製作仕様に準拠または準拠しています。
  • 光学機器に関するASTM、ISO、ENの要件に準拠しています。
  • 強化ガラス QC品質解析ツールを提供いたします。



Anisotropy(異方性反射例)

Osprey™ 9 Anisotropy


LiteSentry Osprey™ 9 のアニストロフィー(異方性)検出は、Stress Photonics社 のグレーフィールド ポラリスコープカメラと偏光透過光を使用して、すべての強化ガラスの異方性反射を検出します。
正確で再現可能な測定により、製造工程の制御を改善して現象を低減することが可能です。

<検出項目>

  • 異方性反射
  • 平坦性
  • 寸法
  • 厚み
  • コーティング
  • 強化直後の異方性反射に関するリアルタイムデータをオペレータに提供することで加工工程の制御が向上いたします。
  • 4つの偏光状態(虹色、熱による変色、白濁、位相差)でのリアルタイム検査とデータ収集が可能です。
  • 工場の過酷な条件に合わせて設計された光学システムは、ほとんどメンテナンスを必要としません。
  • 各メーカーの強化炉に対応いたします。
  • さまざまな形式のデータ出力が可能です。
  • 品質データベース内の各強化ガラスを追跡するバーコードスキャナを内蔵しています。
  • Vitro CF、Guardian SF、米国政府、および最先端の建築製作仕様に準拠または準拠しています。
  • 光学機器に関するASTM、ISO、ENの要件に準拠しています。

LiteSentry Osprey™ 9